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腋臭症、多汗症(剪除法)

(はじめに)腋臭症はアポクリン汗腺からの分泌物が原因で特有の臭いを生じる状態です。剪除法は臭いの原因となるアポクリン汗腺を直接除去する方法で、効果が高いとされています。

(手術の目的)
 臭いの原因となるアポクリン汗腺を除去し、腋臭症の改善を図ります。

(手術前の準備)
 ・手術前日は十分な睡眠をとってください。
 ・手術当日は入浴・シャワーを済ませ、清潔な状態で来院してください。
 ・制汗剤や香水は使用しないでください。
 ・血液をサラサラにする薬(抗凝固薬)を服用している場合は事前に医師にご相談ください。
 ・飲食は手術の内容により制限がある場合がありますので、指示に従ってください。

(注意事項)
 ・手術は局所麻酔で行います。痛みは最小限に抑えられますが、麻酔注射時に多少の痛みを感じることがあります。
 ・手術時間は片側で約1時間程度です。両側の場合はそれ以上かかることがあります。

(手術の流れ)
 1. 腋の下に麻酔を注射します。
 2. 皮膚を数cm切開し、皮膚の裏側にあるアポクリン汗腺を丁寧に剥離、除去します。
 3. 出血を止め、切開部を縫合します。
 4. ガーゼや包帯で圧迫固定を行います。

(術後の過ごし方)
 ・麻酔が切れた後、多少の痛みや違和感がありますが、痛み止めを処方しますので指示通り服用してください。
 ・腋の下は圧迫固定をしています。包帯は外さず、医師の指示があるまでそのままにしてください。
 ・手術部位は清潔に保ち、濡らさないように注意してください。シャワーは医師の許可が出るまで控えてください。
 ・激しい運動や重い物を持つことは1〜2週間控えてください。
 ・腫れや内出血が出ることがありますが、徐々に改善します。異常な腫れや強い痛み、発熱があればすぐにご連絡ください。

(抜糸について)
 ・通常、術後10〜14日で抜糸を行います。予約日に必ずご来院ください。

(効果と再発について)
 ・剪除法は臭いの原因となる汗腺を直接除去するため、効果は高いですが、完全に臭いが消えるまでに数週間かかることがあります。
 ・稀に汗腺が残っている場合や再生する場合があり、その際は追加治療が必要になることがあります。

(術後合併症)

手術後に以下の症状が現れた場合は、速やかにご連絡ください。
- 激しい痛みが続く
- 出血が止まらない
- 発熱(38度以上)や腫れが急激に悪化する
- 傷口から膿が出る

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